「納涼リスニングパーティ」を趣旨とするDJイベントを隅田川花火大会と時刻を同じくして開催します。

7階建て雑居ビルの最上階、広いベランダで花火の音を楽しむこともできる入場無料パーティです。

DJペケ村上との共同企画です。KOZOBUTU RECORDSからリリースを検討中の未発表音源のプレミアプレイを含みます。

◆実施要項

場所: 浅草橋ツバメスタジオ (東京都台東区浅草橋4-19-4 増井ビル7階

日時:7月27日(土曜日)18時30分~21時

◈ 飲み物持参自由(ノンカフェインティー各種100円でご用意します)

◈ 来場者には当日限定KZBTパッチ進呈(数に限りがあります)

◆peke murakami によるイントロダクション

ポップミュージックの領域における「再評価」というのは興味深い現象である。当時、間違いなくそこにあったのに見落とされ(あるいはハイプだとされ)、ずっと後になってから「先を行き過ぎていた」「今聴くと新鮮だ」などと言われ、その失われかけていた価値観やピントの合わせ方が、YoutubeのアルゴリズムやDiscogsのHave/Wantの数を通じて伝染していく。レコードはリマスタリングを施されたうえで再発され、あっという間に売り切れ、それが更に「再評価」を煽る。ほんの数年前には重度のディガーにしか知られていなかったような超マニアックなアルバムが、今やSpotifyでもApple Musicでも聴ける。あなたは酷いノイズに覆われたサウンド(だが仕方ない、オリジナルは私家版で、物体として地上に現存しているのはほんの数十枚だろうから)の、ウェブでは常に100ドル以上で取引されているオリジナル盤を注意深くターンテーブルに載せる代わりに、スマートフォンの画面をタップする。音楽が流れ出し、あなたは考える。しかし何故、これほど面白い音楽に誰も注意を払ってこなかったのか? なぜ今、このような特定の過去のムードの需要があるのか?

私たちは随分前から、再発見することに慣れている。線的に進行しない歴史の中で、デジャヴを感じながら韻を踏んでいる。だから今回、今まで不可視だった音楽が収録されたDATを発見したとき、我々はこれを単にリリースするだけでなく、一風変わった形で発表し、「知られざる秘宝」に飽きてしまったグルマンたちの関心をわずかばかりでも引き寄せたいと考えた。つまりこのパーティでは、DATからデジタルファイルに起こされた楽曲(紡績機や発電機の動作音にも似た質感の壊れたディスコ、間違った天国へ沈んでいくときのサウンドトラックとしてふさわしい「シロップの街」仕様のファンク、あるいは単に「サウンド」としか形容できないようなもの)が、シンセ・ブギーやオブスキュアなディスコ、クラシック・ロックや”ワールドミュージック”等とミックスされる。

ただ、これは何も発掘や再評価という現象について再考する、というような堅苦しい催しではなくて、リラックスしたムードのリスニングパーティだと思ってほしい。会場は浅草橋にある年季の入ったビルの7階にあるレコーディングスタジオで、フロアの周りを囲む広いベランダも開放する予定だ。7月27日の土曜日、パーティは18時半から21時の予定だが、これは隅田川花火大会を挟む時間帯で、ベランダに出ると花火の音が聞こえる仕掛けになっている。入場は無料で、お好みのドリンクを持ち込むことができ、各種ノンカフェインティーがそれぞれ100円で提供される。レーベルからは先着での来場者特典や、新作を含むグッズ販売もあるとのことで、こちらも是非チェックして頂けたらと思う。

 

 

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